『無意識…の手引書 第二章』のページです。

意識の学校~教材集~

無意識…の手引書 第二章

 

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第一章に続いて、もう一度いいます。

 

脚本は書き換えられます。物語は選択できます

 

あなたが体験してきた自分に満足してますか?

あなたが体験してきた人生の物語に本当に満足してますか?

 

あなたは決して人生に対して無力ではありません!!

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自分の無意識システムへのアプローチには、奥底の心の声に耳を傾ける

無意識に設定された現プログラムに気づくための受動的コミュニケーションと、

本当に望む自分をプログラムする

意図的なプログラムによる能動的コミュニケーションがあります。

 

今までの自分の体験を作り出してきたのは無意識設定を原型として働き続けてきた無意識プログラムです。

 

それに気づかなければ新しい自分へのスタートは切れません。

 

今までの体験の本当の原因を理解するために外側の世界だけに注意を向けるのではなく内側に目を向けてあげる必要があります。

無意識システムの中に隠されたまま働き続けるプログラムと設定に気づかなければ、同じ結果が繰り返されるからです。

 

古い設定を無力化させた上で自分に自分を伝えるコミュニケーションを使ってください。

それが新しい設定となってプログラムが変化します。

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気づきのためのコミュニケーションにおいては、無意識下に隠れている設定、そこから生まれるイメージや抑圧感情に気づくことがとても重要になります。

 

思考だけで答にたどり着こうとしないでください。

 

分かっているけど…知っているけど…

その通りに行動できない、結果がついてこない、何も変わらないといった人になります。

 

思考の中に答はないからです。

 

逆に、感覚だけに埋没することも避けてください。

独善的なひとりよがりになる場合があります。

 

また、感情が答えだと勘違いしてしまうと、嫌な感情から目を背けるため気づかないままに感情抑圧が起こります。

 

必ず思考と感覚の両方を連携させるようにしてください。

それが受動的な無意識コミュニケーションです。

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自分の無意識設定を見抜くためには、思考と感覚をツールにして無意識システム内のナビゲーションとして使います。

ポイントは感情をいったん横に置いておくことです。

なぜなら感情からの反発でその奥に入れないからです。

 

感情というエネルギーに対する恐れがあると、それを抑圧したり回避するために思考も感覚もフラットに使えません。

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【講座での学びと実践ワーク】

①思考パターンと意識的な思考は違います。

思考パターンは無意識設定から生じる制限された思考です。

まずは新しい思考の型を手に入れてください。

講座で新しい思考の身につけ方をお伝えします。

 

②感覚には無意識からの感覚(左脳)と深層意識からの感覚(右脳)があります。

その区別がつかないままでは本質的直観は使えません。

その部分は意識領域への理解と変性意識によるトランス体験によって身につけられます。

 

③感情に浸り込むことは、より設定を強化します。

感情をエネルギーとして取り扱うことができて初めて効果的な感情へのアプローチが可能です。

感情の仕組みを知ってください。恐れが激減します。

講座はエネルギーとしての感情への取り組み方を重視して進めていきます。

 

*昨今の、俗に言う「ゆるふわスピリチュアル」においては、思考そのものを極端に貶めて気分や快不快だけを優先させることが全てのような風潮が見受けられます。

 

しかし、それには疑問を感じています。

 

思考も感情も感覚も、それぞれに役割が存在しています。

シンプルになることと、都合よく簡単にすることは違います。

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【体験談:心の声を解放してしゃべれるようになった人】

ずっとホワイトボードを持ち歩いていた人がいます。

原因不明の失語症でした。

ある日急にしゃべれなくなったそうです。

 

初めての誘導瞑想の時のことです。

迷走が終わっても彼女は喉を抑えて泣き続けていました。

私がそのままトランスを続けさせると…

お父さんとお祖父ちゃんが見えていたそうです。

 

次の日の朝、彼女は小さくですが声を取り戻しました。

さらにその日の夜の誘導瞑想でも彼女は泣き続けました。

私がサポートして彼女の奥に隠れていた設定に気づかせます。

 

「口に出さなくてもわかってよ!私のことをわかってよ!」

それが彼女の心の声であり肉体の声が出ない原因でした。

それに気づくことでプログラムが変化を起こしました。

そのあとすぐに彼女は普通にしゃべり始めました。

 

この場合は「感情の奥に隠された始まりの声」の解放です。

それを作ったプログラムは実は幼いころからのものです。

それによって抑圧されていた怒りや反発がある種のアピールとして失語症となって表現されていたということです。

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感情を怖れているうちは、勝手にそれを巨大化させます。

パニックや病気まで創り出して避けようとしたり…(逃避)

目先を変えて楽しさや刺激に逃げ込もうとします。(依存)

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セルフイメージは無意識下にある自己イメージです。

それは観念ベースとして作られた自分像です。

それが原型となって無意識下では瞬間的にさまざまなイメージが

想起されています。

セルフイメージというフィルタを通して作られるイメージです。

 

問題は、頭が無意識イメージに気づかないことです。

気づかないままに自動的にイメージが想起されています。

そしてその意識されないままのイメージが、自分の現実体験に大きく影響していることです。

 

それは、無意識下に存在する「私の物語」の原型です。

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【体験談:設定に気づいてセルフイメージを変えた女性】

7年間うつと過食嘔吐で引きこもっていた人がいました。

大量の薬による副作用で指先はずっと痙攣して他人と目が合わせられない…

ここに来たときはそんな状態でした。

 

パニックの発作が起きた彼女に無意識コミュニケーションで発作と過呼吸を止めたのが改善への始まりでした。

 

その後ヒプノによるトランス体験の時に彼女が見たものは…

自分を見つめる巨大な目でした。

 

そこから退行催眠で1歳の時の記憶にまで遡り、そこで体験した出来事からすべての始まりとなった設定に気づきます。

 

それは「私は期待を裏切る子」でした。

初孫に長男を期待していた祖母の困惑した目。

 

たぶん周りの大人達の多くがそうだったのかも知れません。

旧家だった家の長男である父親の初めての子だったからです。

 

しかし彼女はその設定に気づいてから変わっていきます。

疎遠だった父親との関係も改善して社会復帰していきます。

彼女は止めたのです。期待を裏切る子を演じることを。

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ほとんどの人は無意識下で起きている反応的イメージに気づいていません。

それがそこに存在することが見えないままに翻弄されています。

無意識下を知覚しようとする発想とスキルがないからです。

 

例えば、不安になることが多い人はどんなことを無意識イメージ

として想起しているのでしょうか?

 

不安とは心配です。

そしてそれは好ましくない結果のイメージです。

決してうまくいった状態のイメージではありません。

要するに、頭ではうまくゆくことを望みながら無意識下ではうまくいかないことをイメージしているということです。

 

頭では気づいていなくてもです。

 

プレッシャーに弱くて緊張してしまう人はどうでしょうか?

失敗する状態をイメージしていることが想像できますよね。

頭では成功したいと考えながらも無意識では逆のことをイメージしています。

 

そして起きること…

無意識下のイメージ=想像が創造力として働きます。

瞬間々の反応や行動に影響して無意識イメージに沿った方向へ自分を導こうと働きます。

 

だから、うまくいかないイメージが強すぎるとうまくいかない体験が多くなります。

失敗ばかりイメージしている人が創造するのは失敗体験です。

 

無意識システムでは注目していることが実現化されていきます。

「失敗したくない」と頭で考えていても、無意識が注目を集めて

いるのは「失敗」です。

したいであろうがしたくないであろうが失敗です。

決して成功ではありません。

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*無意識イメージは、それを肯定していようが、否定していようが同じように働きます。

どういった理由からそのイメージを想起しているのかが問題なのではありません。

そこにあるイメージが現象化して、次なる体験と出来事を引き寄せています。

セルフイメージとは、自分の現実を創る雛形です。

ほとんどの人は無意識下にある隠されたセルフイメージに気づいていません。

 

セルフイメージが自分の体験する現実を制限しています。

セルフイメージという原型にふさわしい自分の現実を引き寄せることで私の物語を体験しています。

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 セルフイメージを作り出しているものは何でしょうか?

 

その原型は、過去の体験から作られた観念です。

そしてそれを強化しているのが毎瞬々の自分自身への気づかないままの無意識的なコミュニケーションです。

 

原型となった観念を見抜くことによって、観念に変化を与えることによってセルフイメージは変化を始めます。

そのうえで無意識プログラムへの意識的なコミュニケーションを始めることでセルフイメージは変えられます。

 

でも逆に…

自分が自分に対してどんなコミュニケーションをしてしまっているのかに気づかなければ…

 

そのコミュニケーションが自分の体験にどんな影響を与えているのかに気づかなければ…

 

気づかないままに「私の物語」を演じ続けることになります。

自分を変えることはできません。

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私の物語は、セルフイメージを変えれば書き換わります!

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無意識システムの中は、呪い祝いがあふれています。

 

何のこと?

 

それは自分自身の過去や未来に向けられるイメージです。

 

ほとんどの人は自分が無意識的に作り出しているイメージを把握できません。

何故なら無意識だからです。

すでに設定された観念に従って自動生成しているからです。

 

頭で考えていることと、自動的に想起されるイメージは別です。

頭では正しいと思ってやっていることが、無意識のエネルギーレベルでは自分に対する呪いになっていることは、普段当たり前のように行われています。

 

そのことに気づかないままだと自分を変えられません。

 

思考の中の判断と、感情が創り出す波動は違います。

感情やイメージが人生に呪い祝いとして降りかかります。

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もし本来の自分として生きる人生を望むなら…

自己の奥底から生じる創造力が好ましい形で発揮されることを望むなら…

 

 

 

自分自身に「祝い」をかけてあげませんか?

大切な自分を応援するための祝いのエネルギーを自分自身に送るほうが好ましいと思いませんか?

 

誰だってそう思いますよね。

ところが…

それが思うようにはいきません。

 

ひとつは、何が祝いで何が呪いかが判別できないからです。

次に、気づいたとしても祝いが実行できないからです。

 

何故ならば、無意識プログラムがそれを歪ませているからです。

 

祝いと信じ込んだままで呪いをかけ続けます。

わかっていても、感情に飲み込まれて呪いをかけ続けます。

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祝い呪いには、見せかけと反対のものがあります。

ほとんどの人は無意識に設定されたままの前提や観念を通して見ているせいでそれに気づけません。

また、気づいたとしてもそれを止めるのは容易ではありません。

無意識プログラムが変わっていないからです。

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憎しみは想像できないほどの呪いを自分に与え続けます。

想像以上です。多くの病気やトラブルの原因となります。

 

不安は自分の人生に大きな呪いをかけ続けます。

しかし、わかっていても止められません。

 

罪悪感や自己嫌悪も大きな呪いです。

 

誰もやりたくてやっているわけではありません。

また、止めたいと思っていても止められない場合もあります。

その奥にある無意識設定が変わらないからです。

 

どんな罪悪感も、どんな自己嫌悪も、どんな怒りや憎しみも、無意識に設定された前提と観念から生じています。

 

それが当然だと、それが正しいと思ってやっていることが…

実は呪いとなって自分に降りかかっていることに気づきません。

 

そもそも無意識設定とは自分が正しいと信じ込んでいるものなのですから、そこに気づかないままに祝いをかけているつもりで、呪いをかけ続けている場合がほとんどなのです。

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不安が引き寄せるのは、さらなる不安な状況です。

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不安を持つことが備えることだと思っていませんか?

心配することがモチベーションになっていませんか?

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自分に呪いをかけていることに、

ほとんどの人は気づいていません。

  重い…      ???…  

 

良かれと思って呪いをかける… 

思い込みと真実は違います‼

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どちらのループを使いますか?

 

気づいてる無意識コミュニケーションか、

 

気づかない無意識コミュニケーションか。

 

意識的な無意識コミュニケーションが自分と自分の人生を変える力となります。

無意識的に流されないでください。

無力なままで流されないでください。

気づかないままに人生に翻弄されないでください。

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無意識システムは魔法ではありません。

だから知っただけ、聞いただけでは何も変わりません。

 

無意識システムはプログラムによって働くシステムです。

だから、意図的に動かすことが可能です。

 

それができれば…

自分に魔法と奇跡が起こります。

 

誰かにすがる必要はありません。

自分は自分自身で変えられます。

必要なのはそのためのスキルと変えようとする意志だけです。

 

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ここまでが【図解:無意識を観える化して潜在能力フル活用術】

(自分への無意識コミュニケーションの手引書)第二章です。

自己解放の参考にしていただければ幸いと思います。

 

 

第三章の予告です。

人間関係における主導権と自由を手に入れてください。

自分は変えられます。そして他人も変わります。