『感情から自由になる』のページです。

意識の学校~教材集~

感情から自由になる

*9/26に行われた公開講座の補足アドバイスです。
 
【テーマ:感情から自由になる】
 
感情は大切です。
しかし感情のままに生きることは困難です。
 
感情を感じ尽くすことは大切です。
それは感情に囚われることとは違います。
 
感情体験は人生の目的のひとつです。
しかし感情に執着すれば人生は歪みます。
 
感情とどう付き合えばいいのでしょうか?
 
 
気づいてすぐに変わっていく人がいます。
わかっていても変われない人がいます。
その違いは…
感情との向き合い方です。
感情はモチベーションに変わります。
しかし感情は人を縛り続けます。
原動力にもなれば人を無力化することもあります。
感情というエネルギーを味方につけませんか?
 
 
人間は感情に酔うことができます。
たとえそれが辛い感情だとしても。
苦しいはずのその感情に浸り続けることが可能です。
 
無意識に浸り続けた感情が作り出すもの…
無意識に抑圧し続けた感情が作り出すもの…
 
それがセルフイメージです。
 
一度作られたセルフイメージは本来の自分を制限し続けます。
自分の持つ力とエネルギーを制御し続けます。
 
それは自分の足かせです。
 
 
新しい可能性に抵抗するもの。
それは感情です。
自分を知るために欠かせないもの。
それも感情です。
 
感情に足を取られてますか?
それとも感情を活かしてますか?
 
感情とのポジショニングで人生は変わります。
 
 
感情を感じて、自分の外側に理由と原因を求めると…
感情は増幅します。
 
誰かに怒りを感じながら誰かのことを考え続けると。
その誰かに対する怒りを肯定するような思考がどんどん繰り返されます。
その結果、思考と感情が対になって怒りや不満が増幅されます。
 
起きてもないことに不安を感じながら未来を想像すると。
さらに良くない事ばかりの想像のループが起こります。
その結果、起こりもしないようなことばかりを心配して不安に飲み込まれます
(頭の中の未来は、今この瞬間の外にあります)
 
外に原因と理由を求めないでください。
それはすべて自分の内側にあります。
それに気づけばその感情から自由になるための道が開きます。
 
感情を感じることは入り口です。
より自分を理解するための。
より本来の自分で在るための。
 
 

【始まりの声を聴く】

感情をナビゲーションとして使うということは、
無意識に設定されたプログラムの流れを読み取ることです。
それには仕組みと原理を使います。
 
今回はもうひとつのアプローチを紹介します。
それは、感じきることで感情の奥にアプローチする方法です。
 
感情の奥にある「始まりの声」まで到達してください。
 
感じたくない感情は何層にもわたって上書きされています。
別の感情にヨロイのように覆われている場合が多々あります。
 
例えば、
怒りの感情の奥に恐れが隠されているように。
優越感の奥に劣等感が隠されているように。
 
奥に封じられた最初の感情があります。
それは始まりの声です。
 
自分の中で叫び続けている声があります。
それは、押し殺されて封印された始まりの感情です。
 
 
感情から自由になるためには、
思考と感覚を両輪にして進むことが必要です。
 
 
普段の生活の中で起きる瞬間的感情の動きに気づき続けることは、自分をコントロールしている無意識設定へと自分を導いてくれます
 
それは自分に正直になることであり、本当の自分の望みを知ることにもつながります。
自分らしく生きること自分の人生を生きることの基礎となり得ます
 
 
そして、慣れてくると無意識下で起きている反応が読み取れるようになります。
もちろんそれは自分だけでなく他人においてもです。
 
 
【感情に気づく・感情を流す】
感情に対する基本的な向き合い方を2種類紹介します。
 
1つ目は「感情に気づく」です。
2つ目は「感情を流す」です。
 
この2つは使い方が違います。
目的が違うということを理解しておいてください。
 
「気づく」は講座で話した感情をナビゲーションにする方法です。
「流す」は抑圧し続けてきた感情をエネルギーとして開放する方法です。
 
そのどちらをも身につけておくことをお勧めします。
 
感情は人を縛りつける制限として働きます。
また感情は人を動かすモチベーションとして働きます。
 
それを活かすか殺されるかは人生そのものを支配するくらい大きなテーマです。
 
 
【感情を流す】
どんな感情も、最終的には感情エネルギーの方向性を創り出している無意識設定にたどり着く必要があります。
そうでなければその時は楽になった気がしても、いずれまた同じ感情に飲み込まれてしまうことになりがちです。
 
しかし、人によっては長年抑圧してきた感情が無意識下に溢れている場合があります。
その苦しさ、その衝動の強さの中で感情の基にたどり着くのは困難です。
 
そういった感情に囚われている状態のときは…
 

いったん感情を感じきることに専念することを決めてください。
目を反らすことをやめて、奥に隠された始まりの感情まで感じ尽くすことです。

そうすることで滞っていたエネルギーが流れます。
そしてモヤモヤ、イライラ、ザワザワしていた身体感覚がクリアされます。

 
いったん感情エネルギーから解放された状態を取り戻すことです。
気分が軽くなった、余計な力が抜けた、楽な状態になることです。
 
 

【感情を流すコツ】

ポイントは、
それを何とかしようとしない。
どうすればいいかと考えない。
ジャッジしない。
ただ感じ尽くすことに意識を集中する。

 

思考と連動させないことがコツです。
(何とかしようとしても周波数帯が変わらないうちは、今ある思考パターンしか浮かびませんから)

 

そして時間を決めることです。

数時間でも、一晩でも、一日でもかまいません。
独りで過ごせる時間を決めて集中することです。
何日もそれを引きずることは避けてください。
逆に感情に浸り込みます。

決めた時間いっぱいをただ感じ尽くすことに専念してください。

 

感情とは方向性を持った生命エネルギーです。

同じ立ち位置で解決しようとしないでください。

感じ尽くせば流れます。
解放されれば周波数帯が変わります。
気分が軽くなり自分が客観的に観え始めます。

 

そうすれば感情をナビゲーションに使うことが可能になります。