頑張ることとうつ病の原因。

意識の学校~教材集~

頑張ることが原因?

うつ病や心身症と関係する身体の中のエネルギー量

いつも頑張り続けてきた人がある日急にパタッと動けなくなってしまう・・・

典型的うつ病パターンかもしれません。

 

何故でしょうか?

どうしてそうなってしまったのでしょうか。

 

それは頑張り続けてきたからです。

無意識的に頑張らなくてはならないと思い込んできたからです。

頑張ることが正しいことだと信じ込んできたからです。

 

「頑張る」という行為の奥に隠されている潜在意識の目的は何だと思いますか?

 

それは他人からの評価を得るということです。

けして成果を挙げるということイコールではありません。

 

現代人は学校教育と家庭での躾の中で「頑張ったね」「頑張ったから良かったよ」

というようなことを言われ続けながら育ちます。

あなたもそうではありませんでしたか?

頑張ったから褒められる・・・

頑張った人を褒めてあげたい・・・

そんなふうに思うことがあたりまえだと信じ込んでいないでしょうか?

 

実は成果をあげるために本当に必要なことは頑張ることではありません。

もちろん成果をあげるためには頑張る必要がある時には頑張ることができないと成果はあがらないでしょう。

しかし成果をあげること=頑張ることではありません。

成果をあげるために重要なことは他にあります。

 

でも幼いころは頑張ることでほとんどの人が褒められます。

そして幼い子にとって親や先生から褒められることは自分が認められることと同義語です。

さらに認められるということは愛されるへとつながっています。

 

頑張る=褒められる=認められる=愛される

という方程式が無意識的にインプットされてしまっています。

現代の日本人は。

 

そうするといったいどんな人が出来上がるでしょう。

 

頑張ることが目標になってしまう人です。

頑張ってない自分を許せなくていつもいつも頑張り続けてしまう人です。

何かに頑張り続けていないと不安になってしまう人です。

 

そして疲れ果てます。

ある日急にパタッと力尽きたように動けなくなります。

うつ病です。

さまざまな神経症や気分障害と診断されてしまうかもしれません。

場合によってはひきこもりになるかもしれません。

 

なぜなら頑張ることと、好きだからやっていることは根本的に違うからです。

好きなことをやっていれば人はエネルギーに満ち溢れます。

休日に趣味や好きな遊びに出かける人はみんなパワフルです。

疲れるどころかリフレッシュされてより元気を回復します。

 

それに比べて「やらなければならない」からと頑張っている人は・・・

いつのまにか情熱を感じることができません。

気がつけば心から笑えなくなった自分がいます。

 

それは疲れ果てているのです。

潜在意識がもう頑張りたくないと反乱を起こしているのです。

 

頭がいくら頑張るべきだと訴え続けても、心の奥は叫び続けています。

もう頑張りたくないと。

 

振り返ってみてください。

他人の目を気にし過ぎてはいませんか?

他人の評価を得ることだけが目標になってしまっていませんか?

他人の期待に応えることが最重要になってしまっていませんか?

 

自分の中に自分のための中心がありますか?

 

うつ病の奥には頑張ることに価値基準を持った自分がいます。

さらにその奥には頑張ることで得ようとしている違うものがあります。

そしてそれに疲れ果てている自分がいます。

それが身体に症状として現れたものを心身症と呼びます。

 

 

 

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