『ヒプノによる退行催眠』のページです。

うつ病。引きこもり。もうひとりの自分。

ヒプノによる退行催眠

うつ病や摂食障害の原因となっている過去の体験と記憶

ヒプノセラピーには本人が覚えていない記憶を取り戻す退行催眠というものがあります。
うつ病や心身症、摂食障害などの原因となっている潜在意識下の問題解決に役立てることが可能です。

どうして過去を思い出すことが問題解決とつながるというのでしょうか。
遠い忘れてしまった過去の記憶がどうして今の問題と関わっているというのでしょうか。
覚えている記憶だけで何が不足というのでしょうか。



うつ病や摂食障害、気分障害などには原因と考えられる出来事があります。
そしてそれらの多くが幼少期の体験や環境内で起きた出来事です。

正確にいうと、本当は過去の出来事に原因があるわけではありません。
本質的には今この瞬間に心の奥底に隠されている思考や感情そして信じ込みこそがさまざまな症状を作り出しています。
あくまで今自分が苦しんでいる理由は今の自分が抱き続けているものの中にこそ存在しています。

けれど、その思考原型や信じ込みを自分のものとしてしまったのが、ほとんどの場合において幼少期であることが多いのです。
そしてその原型のうえに起きた体験がうつ病や摂食障害などの発症のきっかけとなっています。

ちなみに、うつ病の場合はある時期の会社や家族の間で起きた人間関係による感情抑圧がきっかけであることが多いですし、摂食障害の場合は思春期の他人の目に対する緊張やダイエットがきっかけになっていることが多いです。


では、どうして原型となった体験が幼少期にあることが多いのでしょうか。

例えば、心理学的には人間の性格やアイデンテティの80%が七歳までに形成されるといわれています。
昔から言われる「三つ子の魂百歳まで」という言葉も三歳の子供時代の性格は百歳まで変わらないという意味で使われています。
人間にとって自我を形成する思考パターンのほとんどが作られるのが幼少期なのです。


ただし注意してほしいことがあります。

よく自分の問題の原因は過去の出来事そのものにあると勘違いしている人がいます。
精神分析的な考え方に囚われていつまでたってもトラウマ探しを続ける人達です。
逆に自分にはそんな辛い記憶もトラウマ体験もみあたらないから過去は関係ないという人達もいます。

どちらも間違えています。

過去の出来事が今の自分を苦しめているわけではありません。
その体験によって形成された感情や思考が今現在も継続されているところに問題の本質があります。
過去の出来事はあくまできっかけであって問題を引き起こす思考を身に着けてしまった原因に過ぎません。

だから過去を解決する必要などまるでありません。
過去にトラウマや原因探しを延々と繰り返す行為は過去への執着にしかなりません。

必要なのは過去の経験によって自分が無意識下にセットしてしまった今も継続されている思考感情に気づくことです。
そしてそれを今この瞬間の自分自身から変化させることです。
要は、今この瞬間の自分の考え方を変えることこそが問題を解決するために必要なことなのです。


ではなぜ原因となった過去の出来事を探るようなことをするのでしょうか?
それにいったいどんなメリットがあるというのでしょうか?

それは過去の出来事を客観的に理解することで当時の自分が抱き入れてしまった思考感情が明確になるからです。
現在の自分が気づかないままに抱え込んでいる無意識にある思考パターンに気づくことが可能になるからです。
そして過去の出来事に一方的につけてしまっていた「意味づけ」を変えることができるからです。

今の自分は過去の自分とは違います。
幼少期のように何も知らない自分とは違います。
何もできない判断できない自分とは違います。

そんな成長した自分だからこそ気づくことがあります。
そんな進化した自分だからこそ、同じ出来事を違う視点で振り返ることが可能です。

それによって自分を縛り付けてきた思考パターンが書き換わる人がいます。
それによって過去の出来事から自由になる人が出てきます。

ヒプノによる記憶の退行は、ある意味において過去を書き換えることを可能にします。
そしてそれは今この瞬間を、未来を書き換えるヒントとなり得ます。

 

ホームへ