躁うつ病、両極性障害、そういった病名には分離が隠されています

意識の学校~教材集~

もうひとりの自分の弊害

さまざまな精神疾患の原因となる潜在的分離

躁うつ病、双極性障害。

二重人格に多重人格症、分裂症に統合失調症。

 

これらの病名に共通していることは何でしょう?

それはすべて内面的分離を表した言葉であるということです。

一人の人間の中に両極端な性質、気分、人格がある可能性を表した言葉です。

 

うつ病、神経症、ノイローゼなどに分類される精神疾患と呼ばれるような病気には病名にも症状にも共通性があります。

それは、自分を動かしている存在がまるで複数いるような状態。

自分自身の中で極端な人格や反応&行動が起きてしまう状態。

一人の人格として統合できていない状態。

そう。

まるで自分の中にもうひとりの自分がいるような。

それが何かのきっかけで頭のコントロールを振り切って出てきてしまう。

 

何もかもが億劫になって仕事に行けない・・・

人目が怖くて会社に出勤できない・・・

目の前で何も起きてないはずなのに急に過呼吸になる・・・

食べ始めたら止まらない・・・

やる気が急になくなってすべてがめんどうくさくなってしまう・・・

 

いったい何が起きているのでしょうか?

 

それは潜在意識下において分離したもうひとりの自分に主導権を奪われている状態です。

後悔するとわかっているから止めようとしてみても、止められない。止まらない。

理由もわからないまま気分に流される。飲み込まれる。

 

どんなに考えてみても頭では理由がわからない・・・ 

どんなに意志を強く持とうとしてみてもコントロールできない・・・

 

何故なら頭に理由がないからです。

潜在意識下において起きていることをいくら頭で考えようが理由付けしてみようが、コントロールできるはずがありません。

意志の力や根性では太刀打ちできなくてあたりまえのことなのです。

 

ではどうして分離が起きてしまったのでしょうか。

それはまず感情抑圧があります。

そして自分への強い否定。

そういったことが原因となって潜在意識下において分離意識とでもいうべきもうひとりの自分が作り出されてしまっている可能性があります。

 

今まで元気で社交的だった人が急に会社に出てこれなくなってしまう。

今まで前向きで頑張り続けていた人が急に疲れ果てたようにエネルギー不足になって何もかもが嫌になってしまったりする。

うつ病です。

 

もしかすると本当は元気なふりをしていただけだったのかも知れません。

もしかすると本心では頑張り続けたくなかったのかも知れません。

頭では社交的でなければならないと感じていたのかも知れません。

頭では頑張り続けないと駄目だと考えていたのかも知れません。

 

しかし潜在意識はそうは思っていなかった。

心の奥底において疲れ果てていた。

心の奥底では悲鳴を上げ続けていた。

潜在意識では自信を失って逃げたくなっていた。

 

頭が思い込んでいる自分と、それに圧迫され続けてきた無意識の対立が表に噴出してきてしまった状態。

無意識に抑圧し続けてきたもうひとりの自分がもうガマンできないと反乱を起こした状態。

そんなことが起きているのかも知れないと思いませんか?

うつ病や心身症と呼ばれる病状の奥で。

 

 

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