うまくゆかない人生とはどういったものでしょうか?
望んだことと違うことばかりが起きる。
思うように仕事や人間関係が進まない。
希望を持とうとしても正反対の不安ばかりが思い浮かぶ。
もう少しで成功する寸前までゆくと、いつも何かが起きて失敗してしまう…etc.
要するにチグハグなことが多い人生です。
望むことと反対のことばかり起きる人生です。
それを運のせいにしていませんか?
それを誰かや何かのせいにしていませんか?
そんなことをすればいつまでたってもうまくはいきません。
いつまでたっても本当の理由がわからないままに同じことを繰り返し続けます。
だからといって自分のせいだと自己嫌悪したり自分を責めてみても同じです。
ますます物事がうまくゆかなくなります。
自己嫌悪すればするほど自信がなくなってゆきます。
そして、自信をなくせばなくすほど人生はうまくゆきません。
自分が信じられないということは、頭と無意識そして潜在意識とが仲たがいしているわけですから。
自分の中で別の自分がケンカしているような状態です。
ではどうすればいいというのでしょう。
それはまず起きていることをちゃんと理解することです。
そこで起きていることとは頭=顕在意識と無意識=システムとさらに潜在意識=深層意識のベクトルが違う方向を向いているということです。
それぞれのベクトルの向きがチグハグなのです。
だから一人二役のような矛盾やパラドックス、望みと正反対のことが生じます。
特に問題行動(=望んでないのに繰り返してしまう)の場合には頭と無意識のシステムが違う方向を向いていることが原因です。
例えば、痩せたいと言いながら食べ過ぎを続けてしまう過食などの摂食障害。
頭は痩せたいから食べたくないと思っていても、無意識のシステムはお腹がいっぱいになっても食べ続けます。
そしてその奥にある身体は悲鳴をあげています。
チグハグですよね。
どんなにその行動をやめようとしてもやめることはできません。
なぜなら止めようとしているのは頭であって、食べ続けるのは無意識層だからです。
頭の中にはそんなことを続ける理由もありませんから何故そんな行動を取っているのかすら理解できません。
人は理由のわからないままに、何が起きているのかを理解できないままにそれをコントロールすることはほとんど不可能です。
そしてそんな自分に対する自己嫌悪のみが積み重なります。
起きていることは、無意識層にあるシステムの問題です。
そこにセットされているプログラムが頭が望んでいる方向とはまるで違う方向を向いているということなのです。
頭=顕在意識は嫌がって後悔していても、無意識=システムにとってはそれが正しい行動プログラムなのです。
そのことに気づいて二つの方向性を合わさない限り過食や拒食は繰り返されます。
他にも、 やらなければならないと思えば思うほどやる気が起こらない。
やりたいと思ったはずなのにそのときになると面倒くさくなってくる。
目標を持てばいつの間にかプレッシャーにつぶされそうになっている。
頑張ろうと思えば思うほど疲れ果てている自分に気づく。
そんふうに感じたことがありませんか?
そんな自分に気づいたことがありませんか?
望まないのにそんなふうになってしまうことがありませんか?
それらは全て、それぞれのベクトルが別方向を向いているときに生じることです。
頭と無意識と深層意識の向いている方向がずれているときに起きる現象です。
では人生を思うように生きるとは具体的にどういいうことなのでしょうか。
それは、頭と無意識層と深層意識が同じ方法を向いている状態を作ることです。
ほとんどの表面的行動においては頭=顕在意識と無意識=システムの方向性を整えることが問題の解決につながります。
チグハグ行動とは無意識層システムにおけるプログラムバグであることが原因ですから。
それを理解してプログラムを書き換えることで頭との方向性を整えることが可能です。
さらに深層意識とのベクトルが揃いだすと…
今度は自分を含む大きな方向性と頭の望む希望とがかみ合いだします。
表面的な一時的な成果と違って、永い目で見れば結果的にベストな状況が創られていくように感じられるかもしれません。
頭と無意識のベクトルが揃う時、チグハグ行動がおさまります。
頭と潜在意識のベクトルが揃う時、物事がスムーズに流れだします。
自分を含む大きな流れが思うように動き出したように感じます。
運が良くなったと感じるかもしれません。
「このごろ思うとおりに人生が進んでゆく。波に乗ってるように感じる」
そんなふうに言う人がいます。
「もうあきらめていたのに。治らないと思っていたのに」
そんなふうに驚く人がいます。
三つのベクトルを揃えていった人達です。
それは誰にでも可能なことです。
すべては自分の中に鍵があります。
自分の中のベクトルを揃えることが秘訣です。
誰かのせいにする人生は自分に何ももたらしません。
何かのせいにして被害者や犠牲者になって生きる人生は楽しくありません。
その人生に心からの満足感が生じ得ないからです。
そしてそれは時間の無駄になります。
解決したり改善するための何の具体的方針も持てないからです。
文句だけ言っていても、いつまでたっても思い通りには生きられないからです。
思い通りに生きるためには思うように自分を動かす必要があります。
そのために自分を動かしている仕組みと方程式を理解して使いこなす必要があると思いませんか?
そのコツは潜在意識の理解にあります。
無意識層のシステムとプログラムを理解してみてください。
潜在意識の持つ広大な可能性を探求してみてください。
私はそこに自分を動かすためのコツと方程式があると信じています。