『トランスを利用した自己実現』のページです。

意識の学校~教材集~

トランスを利用した自己実現

プロのスポーツマンの行うイメージトレーニングというものがあります。

また、身体や自律神経バランスを整えるための自律訓練法といったものもあります。

ビジネスの世界でも成功にとって非常に大切な要素としてビジョンや信念の持ち方を言われます。
イメージやアファメーションを使った自己実現法。

 

そういった願望の実現や目標の達成など潜在意識の活用法においてさまざまな分野で重要視されているもの。
引き寄せの法則などの実践において最も重要視されているもの。

 

それは明確なビジョンと信念と言われています。

 

 

ところが、

成果を上げる人とまるで上げられない人がいます。
上げられないばかりかまるで逆の成果ばかりが実現されている人さえ存在しています。

明確な信念を持っているはずなのに…

それはどうしてでしょうか?

 

引き寄せの法則を学んでも、ほとんどの人はしばらくうちにあきらめてしまいます。
思うように願望が実現しないからです。
けれど引き寄せを実現する人もたくさんいます。

それを分けているものはいったい何なのでしょうか?

 

どうしてうまくゆく人とうまくゆかない人が出てくるのでしょうか?

同じようなことをしているはずなのに。。。

 

実はそこに大きな差異が隠されています。
目に見える成否を分けているものは目に見えない部分で生じている大きな違いです。

 

ポイントはイメージトレーニングにしても自己暗示にしても…
それが潜在意識に届いているかどうかです。
それが目標達成や自己実現のカギを握っています。

 

願望を実現させているものは潜在意識です。
けして顕在意識=頭ではありません。

 

頭が望む願望が、イメージが、ビジョンが、
潜在意識に届いていなければ何の変化も起こりません。
そればかりか無意識層において他の否定的プログラムとリンクしてしまった場合にはまるで逆のことさえ起り得ます。

 

例えば、

 

失敗を恐れるあまりに何をやっても失敗ばかり繰り返す人がいます。
太ることを恐れるあまり過食が続いて苦しむ人がいます。
貧乏を怖れるあまりにいつも窮乏している人がいます。

 

それらはすべて自分が望むことと反対側の恐れをセットしてしまっています。
無意識へのプログラムの仕方を間違っているのです。

頭の描いているビジョンが届いていないばかりか、その裏側に隠された正反対の恐れのほうを実現させてしまっています。

 

自分の望むビジョンは無意識下のある層まで届ける必要があります。
それも純粋に希望を届ける必要があります。

 

どうすれば無意識下にちゃんと自分の望みを伝えることができるのか。
望みを純粋にプログラムセットできるのか。

 

そのポイントはトランスにあります。

トランス状態によって深層意識との共同作業を行うことによって無意識のセットは変わります。

 

けして意思の強さだけが重要なのではありません。
意志がどんなに強くても無意識下においてねじれた状態を作り出してしまうと逆効果となり得ます。

 

 

ここではトランス状態を利用して自己実現を達成しようとすることをセットと呼んでいます。

それはトランス利用によって潜在意識の力を活用して行う自己実現法です。

使い方によって夢や目標の実現だけでなく個人的習慣を書き換えることも可能です。
自分を縛り付ける信念や考え方を変えることが可能です。
周りの人間関係に変化を与えてゆくことさえ可能です。

 

どうしてトランスが重要なのでしょう。

 

それは願望や希望をセットする場所が無意識下にあるからです。

頭でいくら願い続けても無意識下にそれがセットされなければ…
頭が向いている方向と無意識の向いている方向が別々であれば…

何も成果があげることはできません。

 

人は一日の95%を無意識的に行動していると言われています。
無意識下にセットされた目的に向かって自動的に反応して自動的に行動を繰り返しています。
けして頭にある思いだけで動いているわけではありません。

自分を動かしているものは意志ではないのです。

 

もし自分が思うような成果を上げられないのは意志が弱いからだと考えている人がいれば…
その人は自己嫌悪や自己否定ばかりを体験してゆくことになります。

けして意志や意思に意味がないと言っている訳ではありません。
しかし意志には使いどころがあるのです。

意識できていない要因が無意識下に隠れたままの状態では頭だけの意志はほとんどの場合において役に立ちません。

 

結果として自分はなんて意志が弱いんだろう…
というように自己嫌悪に陥ってしまいます。

 

自己実現、願望実現、目標の達成を目指すなら、
無意識下に答を持つ必要があります。
無意識下に自分が望む姿や状態を明確に持ち続ける必要があります。

人は頭ではなく無意識に持った答に向かって自動行動していきますから。

 

 

では、どうすれば無意識下にアクセスできるのでしょうか。

 

それを簡単にセッティングできるのがトランスです。

トランスしている状態とは頭と無意識層との扉が開いてつながっている状態です。
頭=顕在意識と潜在意識に通路ができている状態です。

 

何気なくふと頭をよぎったことが実現したことがあるかと思います。
誰かのことを思い浮かべた直後にその人から連絡が来たり。
欲しいなと一瞬思ったものが偶然手に入ったり。
今体験している現実が過去に何となく望んだことがあったことだったり。

逆に強く望み続けているはずなのになかなかそれが実現しなかったり。
正反対の結果になったりすることもあります。

けして頭=顕在意識の意志の強さだけではないことがわかるでしょうか。

 

たまたま自分の状態がトランス状態である時。
頭が考えたことが無意識に届くことがあります。
無意識層を超えて深層意識からのインスピレーションを受け取る時もあるでしょう。

 

夢や願望実現を望む時には無意識層とつながった状態で望みをセットすること。
それがコツです。
それがポイントとなります。
そうすれば無意識下に答(=達成すべき状態)を持ち続けることになります。

無意識は頭が何を考えていても、目の前の他のことに気をとられていても働き続けます。

そして答に向かって自分を深いところから押し上げます。

ここでそういったことを身につけて問題を解決したり夢を実現したりしていった人が大勢います。
それはけして不可能なことではありません。
仕組みを理解して実践すればよいだけのことです。