『ヒプノセラピー例』のページです。

うつ病。引きこもり。もうひとりの自分。

ヒプノセラピー例

ヒプノによってトランス状態になると人は自分の潜在意識からの情報を受け取れます。

ふだん抑圧していた感情に気づくこともあります。
それは見たくなかった怖れや悲しみかもしれません。
それは自分自身が気づいていなかった奥底の望みや希望かもしれません。

自分がなぜ苦しんでいるのか?
その原因となった出来事や封印されてきた記憶。
それによって何を体験してきたのか。

そしてそれを解決するには自分自身をどうあつかえばいいのかさえ教えてくれることもありますし、 時には今の自分が選択しうる未来を教えてくれることさえあります

潜在意識は単に心理学的分析だけでは説明しきれない広大さを持っています。

それは心理学を超えてスピリチュアルといっていいほどの広大さと未知の可能性を秘めていると考えられています。

人間の表層意識=頭。
それを支える無意識層=システムとプログラム。
そしてその奥に広がる誇大な深層意識=本質的自己。

こう考えてみてください。

本質的自己の部分にはさまざまな自分が存在しています。
この人生の目的やテーマを理解している自分がいます。
すべてを理解したうえで自我の選択と体験そして成長を見守っている自分がいるのです。

そんな自分がいると思うと心強く感じませんか?
何も頼ることができない状況にいると考えて人でも。

ひとりぼっちで孤独だと感じている人でも。。。


誰かにではなく自分の中に信頼できる自分がいると思うとエネルギーが湧いてきませんか?

トランスして自分の潜在意識とコンタクトすればそれが真実であることがわかります。
誰の中にも潜在意識は存在していますから。
自分自身からヒントやメッセージを受け取ることが可能です。

受け取り方はさまざまです。
ビジョンを通してビジュアルで受け取る人もいます。
声を聴く人もいます。
感覚で直観的に受け取る人もいます。

それらはその人が普段使い慣れている表象システムによって変わります。
しかしどんな人もつながることは可能です。
何と言っても自分自身の潜在意識なのですから。
自分が望めば必ず応えてくれます。


それを利用しないことは非常にもったいないことだと思いませんか


 ある人の問題解決のためのヒプノセラピーをご紹介します。
始めてヒプノを体験された人ですが、トランスに誘導し始めて5分ほどでビジョンが見えてきました。
青い空と白い雲。
「あなたはどこに立っていますか?」
そう尋ねると自分はどこまでも続く雲のじゅうたんの上に立っていると応えてくれました。
青く広がる空と白い雲のじゅうたん。
そこに一人たたずんでいるようです。

私が誘導すると目の前に小さな小屋が現れました。
木で作られたログハウスのような小屋です。

その中に潜在意識からの大切なメッセージが用意されていることを告げてドアを開きました。
そして中に入ると…

真っ暗でした。
暗くて冷たい部屋。
それは実は今の自分の心の状態を現しています。

目を凝らして周りを確かめてみると、細い道がどこまでも続いています。
それを進んで行くと深い木々に囲まれた場所に出て小さな川を見つけました。
そしてその上流に何かが光っているのが見えます。

その光の基に行ってみると。
それは白く輝くリングで中は鏡になっています。
そこに移った自分が見えますか?と問いかけると。

「自分が見えるけど、別の黒い何かが写ってる」と彼女は応えます。
それはどんな感じのもの?そう問いかけると。
心地悪いものだと応えました。

なら、それを手放したいですか?と私が訊きます。
「でも放したくない!」
そう答える彼女に、どうして心地よくないものなのに放したくないのか?と訊くと。
「ひとりぼっちになるから嫌だ」と応えました。

その黒い影に意識を集中させてゆくと…
中学生のころの自分が見えてきたのです。

そしてその中学生の自分は、深い絶望を感じていました。
「お母さんは私を選んでくれない、お姉ちゃんや他の人ばかりで私を選んでくれない」
そういって彼女は泣き出したのです。


インナーチャイルドと呼ばれる自分です。
置き去りにしてきたもう一人の自分でした。

その自分に語りかけて手を差し伸べてゆくとその自分の態度が少しずつ変化していきます。
今の自分がいろいろなことを話して、そして抱きしめ続ける中で。
最初は頑なに拒否していた過去の自分が表情を和らげて変化してゆきます。

その過程はここでは省略しますが最終的には中学生の自分は白い光に包まれて今の自分と手をつないでいっしょに歩き出しました。

川から細い道に戻って、そして最初の小さな小屋までいっしょに歩いてゆきました。
そしてもう一度その小屋の中に入ると…

今度はいろんな小物や家具、そして暖炉がありました。
明るくなった部屋の中がむくもりに溢れて自分と過去の自分を迎えてくれたのです。

彼女の場合はそれが原因となって長年摂食障害に苦しんできたのでした。
潜在意識はすべての原因や解決の仕方も理解しています。
そしてそれを解決するための気づきへと誘導してくれます。
もちろん自分自身で気づく必要があることはヒントしか与えてくれないこともありますが。


答えを探すなら、自分の中に訊いてみることが第一です。
誰かや何かにそれを求めるよりも。

自分のすべてを理解している最も頼りになる存在。
それが自分自身の潜在意識です。