『どこにトランスするか』のページです。

うつ病。引きこもり。もうひとりの自分。

どこにトランスするか

トランス状態というものはけして特別な状態ではありません。


人間は1日の中で何度も何度もトランスしています。

例えば本を読んでいる時、本に集中していることで周りの音が気にならなくなります。
音がしていないわけではありません。
しかし集中すればするほど余計な音は意識しなくなります。

ドラマや映画を見ている時もそうでしょう。
その世界に没頭しています。
そして泣いたり笑ったり登場人物になり切ったりもします。

スポーツをしている時もそうでしょう。
目の前のプレーに集中している時、周りのことや今まで頭の中に渦巻いていたいろんな思考が止まります。

美味しいものを食べている時もそうでしょう。
他の嫌なことは忘れて食べることの喜びに没頭することがあります

温泉やお風呂に入ってリラックスしている時は完全にトランスです
余計なことが頭の中から消えて身体の心地よさや開放感の中に没頭します。
そしてそんな時によく何かに閃いたという人の話をよく聞きます。


そして誰もが体験している深いトランス。
それは睡眠です。

眠る時人は深いトランスに入っていきます。
顕在意識にシフトしていた意識の焦点がなくなるほどの深いトランス状態。
それが眠りです。

深いトランス状態での潜在意識化での体験。
それが夢です。

時には無意識下の抑圧感情。
時には深い潜在意識下での体験。
それらを顕在意識の記憶や情報をもとにして翻訳されたもの。
それを夢と呼びます。

朝起きて何となく夢を思い出している時やボーッとしている時にインスピレーションを受け取ることもあります。
翻訳される前の夢の中での体験から、潜在意識領域での体験から閃きを受け取ることがあります。



上記したように人間はしょっちゅうトランスしています。
人によってはほとんどの時間を浅いトランス状態になっている人もいます。

トランスとはけして特別な状態ではないのです。
人間にとって身近なあたりまえの行為なのです。

ところが、トランスの使い方が人によってまるで違います。
トランスの中身によって新たな可能性である潜在能力を使うこともできれば自分自身を苦しめ続けることさえ可能です。


重要なのは、どこにトランスしているかです。

潜在意識にトランスして内なる自分・内なる叡智にトランスしている時。
それはインスピレーションや深い安定感・信頼感につながることもあります。
自分では気づかなかった新たなる可能性や才能を開くことも可能です。


しかし無意識層に抑圧している負の感情や不安・焦燥感などにトランスしてしまうと。
それは悩みや苦しみにはまり込んだ状態となり得ます。

悲しみや無力感にトランスしてしまうと鬱になったりすることがあります。
強過ぎる不安や強迫観念にトランスしていると幻聴や幻想に悩まされることもあります。
不足感や度の過ぎた欲求にトランスすると過食などが起きる場合もあります。

悲しみや怒りや焦りという負の感情体験に酔った状態というとわかりやすいかもしれません。
そんな時に人は不幸や不遇に酔ったヒロインを演じているかもしれません。



人は、どこにトランスするかによってまるで正反対のことを体験します。
自分の中のどこに、何に、焦点を合わせるのかによって人の体験はまるで違ったものに変わります。



実は人は意図的にトランスする場所を変えることができます。
顕在意識の使い方によって意識の焦点を変えることが可能です。

わざわざ自分を苦しめる悲しみや怒りや無力感に焦点を合わせ続ける必要はありません。
それはけして目を背ける行為とは違います。

自分の中の未処理な感情や欲求から目を背けて見ないようにしていると、
その反動で逆に飲み込まれてしまいます。
無意識下で分離した【もうひとりの自分】にフっ飛ばされてしまいます。

だからけして目を背けてそれが無いことにしてしまうこととは違います。


自分の潜在意識。
内なる自分とも呼ぶべき深層意識に焦点を合わせてトランスする。

それがヒプノセラピーなどで行っている行為です。
潜在意識からは多くの情報がもたらされます。

自分が苦しんでいることの本質的原因。
その解決の仕方。

奥底に隠された気づかなかった才能。
顕在意識が思ってもみなかった新たな可能性。
今の自分が選択しうる可能性としての未来。

それらはけしてヒプノセラピーという他者誘導のトランスだけが方法ではありません。
自分自身でそこへトランスすることも可能です。
それがセルフトランスです。


こういったことは仕組みが理解できてくれば誰にでも実践可能です
ここでは多くの人が簡単にセルフトランスを身につけてゆかれます

トランスは人間にとって自然なスキルです。
それを学ぶことは自分自身の使い方を身につけることにつながります。